ボディのキズやヘコミは修理することで、元に近い形に戻すことができます。
車のボディにできるキズやヘコミは完全に防ぐことはできませんが、普段からキズやヘコミに対する意識を高めることで被害を最小限に食い止めることが可能です。

ドアはキズやヘコミなどができやすい箇所です。その理由は勢い良く開閉してしまうことにあります。
勢い良くドアを開いた結果、壁や隣の車にぶつけてしまいキズやヘコミができてしまうのです。

駐車した際は、壁や車にぶつけないように優しくドアを開閉することを意識しましょう。

また、自分自身では気をつけていても同乗者がドアをぶつけてしまう可能性もあります。乗り降りする際は、同乗者に対しても一声かけるなど、ドアをぶつけないように対策することが大切です。
他にも、駐車する時は余裕のあるスペースに停めるのもポイントです。

例えば、大型駐車場が完備されている店舗入口付近は人気のある駐車スペースで、多くの車が駐車しています。そのため店舗入口から少し離れた場所に車を停めて周りにドアをぶつけない環境作りを心掛けるなど、広いスペースを上手く活用するのもおすすめです。

タイヤの空気圧は燃費向上やバースト防止のイメージですが、実はキズやヘコミ防止にもつながります。
空気圧の減少は、車体も低くなることを意味します。そのため、いつもなら車体を擦るはずのないタイヤ止めや縁石にぶつけてしまう可能性が高くなり、車体にキズやヘコミをつけてしまうのです。

日頃のメンテナンスもキズやヘコミを予防することにつながりますので、定期的に空気圧チェックを行い、車体の高さを適切な状態に保つようにしましょう。

走行中は安全運転で事故に遭わないことが第一です。特に砂利道などの舗装状態が悪い道路は余裕を持って安全運転することが大切です。砂利道で車を走らせていると砂利や小石が弾き飛びます。また、自車に限らず前方車が巻き上げた砂利や小石もあります。

これらの砂利や小石がボディにあたって小さなヘコミやキズへとつながるのです。道路条件が悪い場合はとにかくスピードを出さないようにする、前方車との車間距離はじゅうぶんに空けるなど、走行中にもキズやヘコミが発生しないように心掛けることが大切です。